高知県土木部は10月27日、2017年度下半期の公共工事と業務委託の発注見通しを明らかにした。1件当たりの予定価格250万円以上の工事と同100万円以上の委託業務が対象。工事では、全体の見込み件数490件に対し今回の公表件数は428件で公表率87・3%、工事費ベースでは総額139億6400万円に対し公表工事費は124億4865万円で公表率89・1%となった。委託業務では164件、15億3772万円が公表対象となった。
入札方式別では、工事が一般競争118件、指名競争310件。発注機関別の一般競争入札件数は安芸土木18件、中央東土木9件、高知土木31件、中央西土木22件、須崎土木14件、幡多土木21件、住宅課3件。
主な工事は、安芸土木では都市計画道路安芸中央インター線社会資本整備交付金工事2件、室戸公園線の橋梁補件4件など。中央東土木では、高知本山線で土佐町立割の橋梁下部工(1号橋A2)など。高知土木では、国分川(2件)、鏡川、久万川、介良川(2件)の地震高潮対策、都市計画道路高知駅秦南町線の新設関連3件などを執行する。
中央西土木では、日高村の日下川床上浸水対策特別緊急2件、宇佐漁港海岸の高潮対策3件などを執行。須崎土木では、須崎市の水口トンネル、梼原町の佐渡鷹取トンネルの本体工をそれぞれ第4四半期に入札する。幡多土木では、伊与喜谷川通常砂防、中村宿毛線防災・安全交付金(三原村下切)、安満地福良線防災・安全交付金(大月町橘浦)などを公告する。
委託業務は、一般競争3件、指名競争160件、随意契約1件を外注予定。このうち一般競争は安芸土木の安田東洋線防災・安全交付金橋梁詳細設計(北川村久木)、高知土木の久万川外3河川地震高潮対策耐震性能照査(高知市一ツ橋町)、道路課が舗装維持管理計画検討を外注する。
提供:建通新聞社