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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/10/30

【群馬】県西部環境森林事務所と群馬県森林土木建設協会高崎・安中地区・主任技術者研修会を開催

県西部環境森林事務所(田中貴弘所長)と群馬県森林土木建設協会高崎(関口功理事)・安中(萩原哲也理事)地区は26日、高崎市にあるビエント高崎で主任技術者研修会を開催した。技術者約110人が参加。厚生労働省高崎労働基準監督署の鈴木淳安全衛生課長が「建設工事の安全対策について」、県土整備部契約検査課の霜田克彦検査員が「森林土木工事の施工管理について」と題して講義を行った。
鈴木安全衛生課長は、8月と9月の2カ月で労働災害の死亡事故が6件発生している現状について触れ、他人事ではなく死亡災害発生の危険性はいつでもどこにもあると注意を促した。また、2017年度が最終年となる第12次労働災害防止計画の進捗状況について説明し、さらなる労働災害防止対策の徹底を呼び掛けた。
講義では労働災害を防止するために、実際に起きた災害事例などから注意する点や状況などを説明した。
霜田検査員は、知事表彰を受賞した現場などを例に挙げ、品質確保の重要性を分かりやすく説明。また、施工体制台帳や施工体系図は品質・工程・安全などのトラブルの発生や不良不適格業者の参入、安易な重層下請などの防止のために作成。社会保険加入の確認や一括下請負の禁止を確認するなどの機能があると改めて解説した。