県技術管理課は、秋田市下浜羽川の地方道路交付金工事(改築)の現場(施工:秋田鋪道)でICT活用モデル工事の見学会を開催し、一般社団法人秋田県建設業協会や一般社団法人秋田県県土整備コンサルタンツ協会の会員など30名が参加した。見学会では、ICT建設機械施工による効果検証結果の紹介や、バックホウなどのICT建設機械による作業デモンストレーションなどが行われ、参加者たちは最先端技術による施工の知識を学んだ。
モデル工事は、掘削12,800㎥、法面整形(切土部)2,110uの道路土工工事で、3次元起工測量、マシンコントロール(MC)バックホウを導入した法面整形作業について、ICTを活用して施工を進めている。
本県では昨年度から見学会を開催し、地元建設業者などを対象にICT活用工事(ICT土工)の普及活動に取り組んでいる。また、今年度は秋田県ICT活用モデル工事として4件を発注しており、その他にも受注者からの提案によるICT活用工事を1件実施している。
見学会では、設計データの作成方法やICT建設機械を導入した際の利点を紹介した後、3つのブースで3次元起工測量やMCバックホウについての説明や作業デモンストレーションなどが行われた。
県では、今後も見学会や講習会を開催し、県内にi−Constructionを普及させていきたい考え。
提供:秋田建設工業新聞社