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北陸工業新聞社
2017/10/30

【富山】来年度にも設計着手へ/平岡地区行付池補強改修/県農林水産部

 富山県農林水産部は、平岡地区県営農村地域防災減災事業(ため池)として18年度にも行付池の測量設計に着手する。
 受益面積は富山市平岡地区の40・5ヘクタール。行付池、熊ヶ谷池の老朽化が著しく、斜面安定率が確保されておらず、地震時に破堤の恐れがある。このため、ため池補強改修を行い災害の発生を未然に防止し、安定的な農業経営の確保を図る。
 形式は均一型とし、法面保護として上流に布製型枠を敷設、下流に種子吹き付けを施す。取水施設(斜樋管、底樋管)の改修にも取り組む。行付池は基礎地盤に改良土を用い、熊ヶ谷池では盛土材に堤体の改良土を使用する。行付池は堤長120メートル、堤高8メートル、貯水量9万2000立方メートル、熊ヶ谷池は堤長100・4メートル、堤高11・8メートル、貯水量9万7000立方メートル。
 総事業費は8億5000万円。23年度の完成を予定している。熊ヶ谷池の測量設計は、協和が担当。

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