伊勢原市の伊勢原北インター上粕屋地区土地区画整理組合設立準備委員会は、同地区の区画整理に向けた事業パートナーを公募型プロポーザルで選定した結果、フジタを代表とする共同企業体(フジタ、大和ハウス工業、エム・ケーの3社)に決定した。「(仮称)伊勢原北インター周辺地区まちづくり推進事業調査設計業務」を担当する昭和(東京都千代田区)と連携し、各種事業で培ったノウハウの提供や助言を行い、より完成度の高い計画書案の作成に協力する。
17年度中に事業計画書案に必要な調査や基本設計などを進め、詳しい道路の線形や各種産業ゾーンの概要、さらに、貯水池や公園の配置についても詰める。18年度内の市街化区域への編入や、土地区画整理組合の設立を目指す。
同地区の構想は、エリアの西側に立地している産業能率大学の、テニスコートやグラウンドの再整備の他、周囲では企業を誘致するために、大学と企業が協力して事業を行える産学連携ゾーンを配置する。国道246号バイパスの周囲には、物流系の企業を、また、住宅移転先などの近くには、研究・開発企業をメインに集積を図り、その他のエリアには製造・加工工場などを誘致したい考えだ。
整備エリアは掘り割り式の国道246号バイパスで分断されており、オーバーパスする橋梁2橋を含め、国が整備する。バイパスの側道となる県道西富岡石倉線の整備は県が施行。主要区画道路の幅員は9・5b。区画道路は幅員8bを予定し、総延長は未定。
整備地は上粕屋地内。
提供:建通新聞社