全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　横手市雄物川地域局雄物川地域課は、老朽化に伴う雄物川庁舎（雄物川町今宿字嶋田１）の整備で、当初予定していた改修計画をすべて見直し、整備方針を検討している。現時点で整備案として、現在地での建て替えや移転新築、庁舎の一部改修などがあげられており、年度内の方針決定を目指している。来年度からは方針に基づき設計や整備に着手していきたい考えだ。
　同施設は、昭和35年に建設された鉄筋コンクリート造３階建て、延べ床面積1,018�uの第一庁舎と、昭和53年に建設された鉄筋コンクリート造３階建て、延べ床面積1,289�uの庁舎からなる。17年の市町村合併による新市業務体制に向けた内部改修を行って以来、これまで大規模な改修などは実施しておらず、小規模な修繕で対応してきている。
　当初は、市が28年３月に策定した「横手市財産経営推進計画」に基づき、来年度から32年度までの３カ年で老朽化対策として庁舎の改修を計画していたが、現在は整備方針について見直しを検討している。
　第一庁舎については、耐震不足や老朽化などに伴い解体する方針がすでに決まっており、新たな庁舎整備については他の庁舎を改修して活用するか、両施設とも解体して現在地での建て替えとするか、移転改築するかなどの方針を年度内に決定する。
　また、庁舎には現在、市の雄物川地域課や雄物川市民サービス課を配置しているほか、市民交流スペース（えがおの広場）を設けていたり、学童保育に部屋を貸し出したりしている。これらの機能の移管先についても今後、検討していく。


提供：秋田建設工業新聞社