日本工業経済新聞社(山梨)
2017/10/26
【山梨】県内の4経済団体 総合球技場の早期整備を知事に要望
県内の4経済団体は24日、後藤斎知事に対し、総合球技場(スタジアム)の早期整備を求める要望書を、甲府商工会議所の金丸康信会頭が提出した。後藤知事は「基本計画が良い形で進められるように対応したい」と答えた。
知事と商工団体との懇談会に出席した経済団体は、甲府商工会議所、県商工会連合会(中村己喜雄会長)、県中小企業団体中央会(細田幸次会長)富士吉田商工会議所(堀内光一郎会頭)。
要望では、県がリニア駅舎工事への影響や駅周辺に整備する駐車場、用地取得、地元からの意見聴取などきめ細かく検討した結果、建設場所を「小瀬スポーツ公園周辺が適当」と後藤知事が判断した、とこれまでの経緯を金丸会頭が説明。
知事の発言により整備に向けた機運が一段と高まったとして「全国規模のスポーツ大会を通して県民に夢と感動を与える場となる球技場は、交流人口の拡大や地域経済への波及効果を創出。本県の今後の振興を図る重要な施設」と続けた。
金丸会頭は、今後具体化するために必要な事業費や運営方法、活用方法などを早急に検討し「県民みんなの球技場、全国に誇れる施設として早期に整備していただきたい」と要望した。