建通新聞社
2017/10/26
【大阪】近畿上期落札ランキング 在阪トップは淺沼
弊紙集計によると、2017年4〜9月期に近畿圏で発注された工事案件のうち、入札結果が公表済みとなっている案件(随意契約、落札候補段階含む)は10月1日現在、全1万3277件あった。このうち落札最高額は、特別目的会社・海老江ウォーターリンク(代表企業=大成建設)が受注した大阪市海老江下水処理場改築更新事業の247億8778万4020円だった。また、落札件数・総額をスーパーゼネコン5社別に見ると、清水建設が2件・総額110億8500万円で件数・額共にトップ。以下、大成建設、鹿島、大林組、竹中工務店と続いた。スーパー5社を除く、主な在阪企業では、淺沼組が6件・総額70億5495万円でトップとなった(JV工事は代表企業の件数としてカウント。ただしSPCは除く)。
落札額ランキングの上位10件を工種別に見ると、建築6件、土木2件、橋梁上部2件の内訳。単体での受注は、清水建設の63億5500万円(湯浅御坊道路川辺工事)が最高額だった。
スーパー5社の清水以下の落札件数・受注額は、大成が1件・87億9900万円(海老江ウォーターリンク分含めず)、鹿島が2件・総額32億3338万円、大林が1件・1億6200万円、竹中が1件・3785万円だった。
主な在阪企業の受注総額を見ると、淺沼に続き、奥村組(39億0171万7000円)、久本組(36億7649万4000円)が上位3位を占めた。
同集計は、建通新聞大阪支社で取得した入札結果情報(4〜9月入札分)に基づく。入札取材範囲は大阪府と府下全市町村、阪神エリア、京都、奈良、和歌山、滋賀とその県庁所在地、国関係、高速道路会社、URなどの発注機関。一部北陸方面含む。