敦賀市はこのほど、金ケ崎町地係「人道の港敦賀ムゼウム機能を有する資料館新築工事基本設計委託業務」を開札し、572万円で橋詰設計に落札した。
業務内容は資料館新築工事に伴う基本設計業務一式。施設は平屋もしくは2階建てが想定され、計画規模が約1060平方メートル。
履行期間は18年3月中旬まで。
金ケ崎町地係の旧大和田別荘洋館を模した建物内にある資料館「人道の港敦賀ムゼウム」の展示機能を新築する資料館に移転し、さらなる観光誘客の促進を図る。国土交通省「景観まちづくり刷新モデル地区」事業として19年度までに整備を図りたい考え。18年度の実施設計、19年度単年の建設工事を目指す。
なお、金ヶ崎周辺施設整備計画については、策定委員会(委員長・井上武史東洋大学准教授)を立ち上げ、基本計画策定に向け検討中。「人道の港敦賀ムゼウム」の機能拡充に向けては、このほど開催された第2回会議で、金ヶ崎緑地北側駐車場に復元4棟(税関旅具検査場、敦賀港駅、大和田回漕部、ロシア義勇艦隊)に移設する案が示されている。17年度中の基本計画策定を見込む。