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建通新聞社
2017/10/25

【大阪】もと扇町庁舎用地 事業者募集検討進む

大阪市水道局は、もと扇町庁舎用地(北側・南側)を対象とした開発事業者の公募に向け、募集要件などの検討を進めている。本年度中に公募型プロポーザルを公示する予定だが、詳しい時期は未定としている。また、用地については、売却、貸し付けの両案で検討中だ。
 もと扇町庁舎用地は大阪市北区南扇町1、7に位置。梅田から徒歩圏で、鉄道駅にも近く、天神橋筋商店街や扇町公園に隣接している。市中心部に位置する貴重な資産の有効活用を図る。
 対象用地は、幅員11bの道路を挟んで南北に隣接した2区画で構成している。概要は、北側用地が面積4470平方b。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率600%、高度指定なし)。現在は駐車場として貸し付けている。
 南側用地は面積4683平方b。用途地域は同じく商業地域(建ぺい率80%、容積率400%、高度指定なし)。駐車場として貸し付けていた。
 市が6月にまとめた活用方針案によると、単独での高層マンション建設を避け、▽南北用地を一体で活用する▽劇場・ホールなど、地域のにぎわい創出に資する複合施設▽広域から幅広い年齢層の集客を見込める施設―とすることなどを活用条件に設定している。