東北農政局平鹿平野農業水利事業所は、横手西部農業水利事業に関し、今年度の残発注分として吉田幹線排水路で「新城第1分水工上屋建築工事(横手市平鹿町上吉田、工事規模3,000万円未満)」をまもなく公告する。来年度は、今年度に予定していた「五郎兵衛排水路その6工事(横手市大雄字江原、3,000〜6,000万円)」のほか、継続して各幹線で整備を発注。予算次第では未着工の石持川幹線排水路や皆瀬3号幹線用水路にも整備着手できればとしている。
同事業は、平成32年度までの予定事業期間で幹線排水路の改修などを行うもの。整備対象は吉田幹線や油川幹線、大宮川幹線、石持川幹線、五郎兵衛の各排水路と、皆瀬1号幹線、皆瀬3号幹線、皆瀬4号幹線の各用水路。このうち石持川幹線と皆瀬3号幹線については未着工となっている。その他の幹線で整備が完了した幹線はないため、来年度以降も継続して整備する。
今年度は、油川幹線で東阿気地区の用地測量調査を委託したほか、排水路工事(その12・13・16・17・18・20)を進めている。大宮川幹線では、六町地区用地測量調査、排水路工事(その3・4・5・11)や分水工他ゲート設備工事2件を発注している。石持川幹線では橋梁他実施設計、今宿川地区実施設計、薄井地区用地測量調査など業務を進めている。
また、五郎兵衛幹線では町屋敷地区用地測量調査や排水路その7工事を推進。皆瀬1号幹線では金屋地区他用地調査、用水路その7工事、金屋分水ゲート設備製作据付工事を実施している。皆瀬3号幹線では新平川地区用地測量、皆瀬4号幹線では用水路工事(その2・3・4)を今月27日に開札するほか、南堰分水工他ゲート製作据付工事を進めている。
提供:秋田建設工業新聞社