西日本高速道路四国支社は、松山自動車道の明神山トンネル建設(伊予市)の開札を第4四半期に予定しており、早ければ年内にも一般競争入札に伴う入札参加資格要項を発表する。入札方式はWTO対象の一般競争入札。同トンネルは伊予インターチェンジ(IC)から内子五十崎ICの2車線区間に設置される付加車線6`の最大工事。工期も長期にわたるため、橋梁工や土工に先駆けて発注される。
トンネル概要は延長約4`でナトム延長は2566b、切盛土量7万立方b。場所は伊予市双海町上灘〜伊予市三秋。工期は約49カ月間。
国土交通省は2016年6月、暫定2車線区間の渋滞解消や事故防止などを目的に、松山自動車道を含む全国4路線で追い越し車線を整備すると公表していた。
伊予〜内子五十崎IC間(延長24`)は、中山スマートICの設置・建設が進められており、スマートICの新設で交通量の増加が見込まれる他、明神山トンネル(伊予市)付近の下り線で渋滞が多く発生していることから付加車線を試行設置することとなった。
事業計画は、伊予ICから内子五十崎ICの2車線区間に約6`の付加車線を設置し、4車線とするもので、新たに2車線分の明神山トンネルや橋梁(約0・7`)、切盛土工(約3`)などを建設する。付加車線を設置する箇所は伊予ICと設置・建設される中山スマートIC間。
付加車線の工期については、未確定ながら西日本高速道路は昨年、「おおむね6年を目指したい」としている。
伊予市双海町上灘に建設する中山スマートICは、8月に泉建設・愛媛土建共同企業体が9億2500万円で受注し、工事に向け準備が進められている。
提供:建通新聞社