建設新聞社
2017/10/23
【東北・山形】山形大学が米沢キャンパス・ウエルネス施設整備等導入可能性調査
山形大学は、「米沢キャンパスウエルネス施設整備等事業導入可能性調査業務」の委託先を選定するため、簡易公募型プロポーザル方式の手続きを開始した。
参加申請は今月30日12時までで、企画提案書は11月7日17時までに提出とする。企画提案書特定の評価基準は▽企画提案書の提出者の能力▽業務担当予定者の能力▽業務の実施方針および手法など▽課題についての提案―の4項目。
参加資格は、設計・コンサルティング業務の業種区分において「そのほかのコンサルティング業務」の認定を受けている単体企業または2社以上で構成するJVとする。また、2007年度以降に元請けとして業務・報告が完了したPPP・PFI事業方式により整備するための一連の手続きを行う業務等の実績を有することなど。
同大学では、山形県米沢市城南4の3の16地内にある米沢キャンパス内において、収益を目的としたウエルネス施設(健康増進施設)の新設を計画し、これに併せて老朽化している体育館(1972年竣工、S造平屋建て、延べ約1400平方b)と学生食堂(73年竣工、RC造平屋建て、延べ約800平方b)などについても一体的に整備することとした。
現段階の構想では、体育館や学生食堂のほか事務室や倉庫などといった学校機能として延べ約7000平方bを想定し、ウエルネス施設の規模や機能は未定としている。このため新たな施設は、最低でも7000平方bを超えることが見込まれる。
今回の業務は、文部科学省の「国立大学法人等の地域特性等を踏まえたPPP/PFI手法の検討および留意点等の整理を行う先導的開発事業」として、同大学がこれら施設を整備するに当たってPPP事業方式の導入可能性を調査するもの。整備費やウエルネス施設の需要、マーケティング調査などを実施し、導入の有無を判断する。履行期限は2018年2月28日まで、その後のスケジュールは未定としている。
提供:建設新聞社