全国生コンクリート工業組合連合会北陸地区本部(村上典雄本部長)、新潟生コンクリート協同組合(高田裕司理事長)、一般社団法人セメント協会(福田修二会長)は20日、早期交通開放型コンクリート舗装「1DAY PAVE」の施工見学会を開催した。
この日は、官公庁や施工業者、コンサルタント業者ら約80人が参加。冒頭、村上本部長は「これからの施工見学、昨日打設した舗装の品質を確認の上、コンクリート舗装に理解を深めてもらいたい」と述べ、北陸地方整備局道路部の川岸弘昌道路情報管理官は「コンクリート舗装の活用拡大に向けた提案をいただきたい」とあいさつした。
続いて、新潟工科大学の地濃茂雄名誉教授が「1DAY PAVEの入口・出口 考」と題して講演。地濃教授は「今こそ長持ちするコンクリート舗装の特性を生かし、古里を守ってもらいたい」と訴えた。同協会普及部門リーダーの島崎泰氏は「1DAY PAVE」がアスファルトの損傷が激しい場所での補修・打ち換えに適してると説明し、コンクリート普及専門委員の上村豊氏がコンクリート舗装の特徴を紹介した。高田理事長が「コンクリートの持つ可能性を見てもらいたい」と語った後、デンカ工販構内に移動し、コンクリート舗装の打設作業を見学。参加者は施工のしやすさなどを確認していた。