トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2017/10/23

【東京】都 築地市場解体は18年10月着手

 東京都中央卸売市場は、築地市場を2018年9〜10月に豊洲市場に移転することに関連し、同年10月中に築地市場の解体に着手する考え。環状2号線の整備場所付近から工事を始めて6カ月間程度で完了させ、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の輸送拠点(デポ)と環状2号線の整備に備える。10月19日に開かれた都議会経済・港湾委員会で、現段階で想定するスケジュールを説明した。
 豊洲市場への移転をめぐっては、市場関係者から商品の傷みやすい夏を避けるよう要望があったことなどを踏まえ、都は9月から10月に実施する方針を打ち出している。豊洲市場の追加対策工事が「1者入札の中止」によって当初計画よりも遅れるものの、18年7月までに完了させることから、都側は「移転スケジュールに影響はない」とした。
 移転後の築地市場については、すぐに解体工事に着手し、解体の状況を見ながら、都心部と選手村を結ぶ環状2号線の一部(暫定う回道路)を通し、段階的に20年大会時のデポ(駐車場、ドライバーの食堂、チェックインカウンター、給油施設など)を整備する。デポの整備は大会組織委員会と都が担当し、20年3月末までに完成させる。

提供:建通新聞社