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　四街道市廃棄物対策課は16日、「（仮称）四街道市次期ごみ処理施設整備及び運営事業」の実施方針を公表した。今月23日まで質問・意見を受け付け、来月６日に回答する。その後、12月下旬に総合評価一般競争入札を公告し、来年７月下旬に落札者を決定。来年９月議会で契約を締結し、設計に入り、２０１９年４月の着工、21年10月の稼働を目指す。施設の運営は21年10月から20年間を見込む。
　同事業は、ＤＢＯ方式により実施。落札者は特別目的会社「ＳＰＣ」（運営事業者）を設立し、20年間にわたり運営業務を実施する。設計・建設期間が事業契約日から21年９月まで。運営期間が21年10月から41年９月まで。
　同施設の建設場所は同市吉岡６７７番１他地先。敷地面積は約５・45ha（付帯施設用地及び市道を除く）。施設はエネルギー回収型廃棄物処理施設、マテリアルリサイクル推進施設、関連施設で構成。
　焼却施設は処理方式が全連続燃焼ストーカ式（ストーカ焼却方式）で、施設規模が日量80ｔ（40ｔ×２炉、１日当たり24時間）。マテリアルリサイクル推進施設は粗大ごみ処理施設、プラスチック処理施設、ストックヤードで構成。施設規模は粗大ごみ処理施設が日量３・９ｔ、プラスチック処理施設が同８・１ｔ、ストックヤードが約１１０立方ｍ。関連施設は管理棟、計量棟、洗車場、駐車場、構内道路、構内排水設備、植栽、門扉など。
　整備運営事業発注支援業務はエックス都市研究所・環境技研コンサルタントＪＶが担当。
　参加資格要件は、応募者を設計・建設業務及び運営業務を実施する複数の企業で構成する企業グループとし、プラントの設計・建設等及び建築物等の設計者は▽一級建築士事務所登録▽同市の資格者名簿に清掃施設工事で登載▽掃施設工事の特定建設業許可を受け、同工事の総合評定値が１０００点以上▽発電施設を有し日量80ｔ以上かつ２炉以上、ストーカ式の連続運転式一般廃棄物処理施設をＤＢＯ方式により元請けで１件以上の竣工した実績――など。建設業者は▽同市の資格者名簿に建築一式工事で登載▽建築一式工事で特定建設業の許可を受け、経営事項審査結果の総合評定値が１１００点以上▽県の建築一式工事の格付けＡランク以上――など。運営事業者から運営業務を受託する企業は、発電施設を有し日量80ｔ以上かつ２炉以上で、ストーカ式の連続運転式一般廃棄物焼却施設をＤＢＯ方式により元請けで竣工した施設の１件以上の運営実績、など。
　同市は、92年度に「四街道市クリーンセンター」を稼働し、これまで機能維持を図りながら、安定的・持続的なごみ処理を継続してきたが、既存施設の老朽化や様々な財政負担を考慮し、次期ごみ処理施設を整備することになった。