金沢西部副都心エリアの金沢市南新保地区において土地区画整理事業の実施を目指す地元世話人会(南保秀二代表、12人で構成)は、これまでにアドバイザーとして日本海コンサルタントを選定したほか、組合設立に向けた準備委員会を来年をめどに立ち上げたい考えだ。
予定地は、県立中央病院背後地で、国道8号と都市計画道路金沢駅港線沿いの約44ヘクタール。現在は市街化調整区域だが、同エリアにおける幹線道路である南新保戸水線、中央病院南線はすでに都市計画決定を終えている。地権者の約97%が区画整理事業に賛同している。
世話人会では今年5月末に県庁に谷本正憲知事を訪ね、土地区画整理事業への協力を求めている。知事もこのほど開かれた県議会9月定例会の予算委員会において、「南新保地区のまちづくりの実現は金沢西部副都心基盤整備の総仕上げ。この地域のさらなる発展にもつながり、県としては円滑に事業の進捗が図られるようしっかり支援していく」と協力に前向きな姿勢を強調している。