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建設経済新聞社
2017/10/17

【京都】洛西浄化センターの濃縮施設 改築見据え設計着手へ

 京都府流域下水道事務所は、長岡京市勝竜寺の洛西浄化センターの濃縮施設について、改築を見据え設計に乗り出す。
 現在の濃縮施設は、重力濃縮施設と機械濃縮施設(加圧浮上濃縮)が同じ建屋内に配置されており、供用開始から40年が経過している。施設の土木・建築躯体は耐震性が不足しているため耐震補強が必要だが、耐震化対策を講じてもレベル2への対応が困難であり、既設を運用しながらの施工が難しい状況。既存施設は重力濃縮施設(重力式、幅19・1m×長さ19・1m×深さ4・0m×2槽/昭和52年竣工)、機械濃縮施設(加圧浮上式、幅3・7m×長さ13・8m×深さ4・0m×4槽/昭和52年竣工)。
 府流域下水道事務所は、過去の再構築検討で機械濃縮棟を別用地に新設し、既設機械濃縮棟を撤去した跡地に重力濃縮棟を新設する計画を策定。これを受け、別途進めるストックマネジメント計画でも当該施設を「改築」に位置付ける考え。
 このほど桂川右岸流域下水道洛西浄化センター汚泥濃縮施設予備検討業務委託を指名競争で通知した。業務内容は洛西浄化センターにおける濃縮施設の改築更新にあたり、重力濃縮槽及び機械濃縮棟の新設、既設濃縮棟の撤去に関する実施設計(基本設計)を行うもの。業務履行期間は30年3月25日まで。
 設計対象施設と設計範囲は、汚泥濃縮(重力式)が設計汚泥処理量2432m3/日、設計対象水量換算値10万3936m3、汚泥濃縮(機械式)が設計汚泥処理量2325m3/日、設計対象水量換算値9万9363m3、独立管廊が設計汚泥処理量2325m3/日、設計対象水量換算値2325m3/日。