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秋田建設工業新聞社
2017/10/16

【秋田】東北初・コンサル業務で一括審査/雄物川下流災害対策

 東北地方整備局秋田河川国道事務所は、雄物川下流の河川激甚災害対策特別緊急事業(災害対策等緊急事業推進費)で、16日に東北管内で初めてとなる一括審査方式のコンサルタント業務を公告した。急を要する事業のため、一括審査とすることで手続きや書類の簡素化が図られる。16日に公告したのは堤防測量設計3件で、今後は排水樋門詳細設計4件や、地質調査業務2件もそれぞれ一括審査で公告される見通し。
 事業は7月の大雨で被害を受けた雄物川について、国から17億2,000万円の災害対策等緊急事業推進費を受けて堤防整備を推進するもの。掘削などを行う工事(6日付面掲載)については、早ければ今週中に公告する予定。
 16日には種沢地区(L1,500m)、左手子地区(L1,500m)、平尾鳥地区(L1,100m)の堤防測量設計3件について、技術資料を共通化できるものを1件で公告し審査する「総合評価一括審査入札方式」として公告。コンサルタント業務では東北管内で初の試行となる。
 今後は戸草沢、向野、左手子の各樋門詳細設計業務や、地質調査業務2件についても一括審査で公告される予定となっている。
 また、近く公告が見込まれている工事は、芝野下流、中流、上流と小山下流、中流、上流の計6件。芝野地区は秋田市雄和の芝野新田、同四ツ小屋、小山地区は豊岩豊巻が対象で、それぞれ掘削・運搬を20,000㎥、高水敷伐採を100,000u、互層処理工を32,000㎥ずつ実施する。いずれも概算工事規模は2から3億円となっている。


提供:秋田建設工業新聞社