あいの風とやま鉄道東富山駅周辺で商業集積地や宅地開発などを計画する富山市下飯野土地区画整理組合設立準備委員会(粟林等委員長)は、11月中旬以降に市から本組合設立認可が下り次第、同月下旬にも設立総会を開催する。12月に造成工事に着手する計画だ。
開発が計画されているのは、同駅東側の下飯野地域の一角31・1ヘクタール。このうち済生会富山病院に隣接する約8ヘクタールにおいて、食品スーパーを中心とする商業集積地や100区画を超える宅地、公園を整備する。同地域では開発に向け、08年に地権者らが準備委員会を設立。県が昨年9月、同地域を含む一帯を市街化区域に編入を決めたことで、構想が具体化した。
市では、下飯野土地区画整理事業計画(案)を23日まで縦覧している。主な内容は次の通り。
▽区画街路(2億1700万円) W=12・0メートル×L=178メートル、 W=8・0メートル×L=402メートル、W=6・0メートル場×L=986メートル(いずれもFU側溝、As舗装)
▽公園(5515万4000円) 1号公園A=693平方メートル、2号公園A=705平方メートル(ともに遊具、修景施設など)
▽水路(8550万円) 赤田川雨水幹線W=12・8〜13・2メートル×L=160メートル(A=2123平方メートル うち1867平方メートルは土地改良区)、A―1号水路W=1・0メートル×L=25メートル、B―1号水路W=1・0メートル×L=117メートル、B―2号水路W=1・3メートル×L=64メートル、C―1号水路W=0・83メートル、L=63メートル、C―2号水路W=0・61メートル×L=46メートル、C―3、3―2号水路W=0・61メートル、L=355メートル(いずれもFU側溝)、調整池4A=1238平方メートル、調整池5A=543平方メートル
▽その他移転費(1010万円)
▽上水道(8050万円)L=1840メートル
▽下水道(1億3466万2000円 負担金含む)L=1508メートル
▽整地費(1億7422万円)A=5万6000平方メートル
▽工事雑費(3090万4000円)仮設道路など
▽調査設計(8780万円)
年度別事業費は17年度が9400万円、18年度が3億2230万円、19年度が3億1410万円、20年度が1億8000万円、21年度が4574万円。業務代行者は松原建設・光陽興産JV、事業計画・設計は日本海コンサルタント。19年12月の工事完了を予定。