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北陸工業新聞社
2017/10/16

【石川】金沢市/市民野球場も改修へ/スポーツ施設整備計画で

 金沢市は、磯部町にある城北市民運動公園内の施設整備で、市民サッカー場のJリーグ仕様へのスタンド等改修に加え、施設の老朽化が著しい市民野球場の改修も計画している。現在策定を進めているスポーツ施設整備計画(第1次)に盛り込んでいる。
 市民野球場は1990年に開場。広さは両翼99メートル、中堅122メートルで、内野はクレー、外野は天然芝が施されている。照明設備は6基備わり、収容人員は内野7000人(背もたれ付スタンド席)、外野3000人(芝生)の計1万人。
 開場以来、高校野球などアマチュア野球の公式戦が行われ、2007年以降はBCリーグ「石川ミリオンスターズ」が公式戦球場の一つとして使用。球場第1号本塁打は90年9月に開かれた竣工記念野球大会で元メジャーリーガーの松井秀喜氏(当時星稜高校1年)が放っている。
 現施設は、経年劣化によりスタンド席の固定部が錆びていたり、会議室の天井の一部が雨漏りで腐食したりしている。改修では防水やトイレ、更衣室の内装、LED照明への取り替えを計画。特にトイレの改修では女性も利用しやすくする方針。内外野席の有効活用についても検討する。
 山野市長は第1次計画に盛り込む他の施設も含め、年内に整備スケジュールを明らかにする方針を示している。

hokuriku