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日刊建設工業新聞
2017/10/16

【鳥取】第2四半期執行率79・1%/ゼロ県債で高い数値

 県土整備部は13日、2017年度第2四半期(4月−9月)の執行状況をまとめた。県下の発注率は79・1%で、前年同期85・7%を6・6ポイント下回った。ただ昨年は秋に大型補正を控え、総力を挙げて発注の前倒しに取り組んだ異例の数値。今年度は各県土が「自然体」で発注に臨んだなか、前々年の数値76・2%と比較しても高い結果が出た。
 同部の公共事業費は、「6月補正」後の段階で事務費と用地補償費を除いて268億円。うち9月末までに工事費164億円、測量設計費48億円の計212億円を執行した。
 5県土事務所、局別の状況は、昨年度に着工したトンネルの義務負担額(今年度支払い)を加味した八頭県土が88・3%と抜きんでており、次いで鳥取県土も81・6%と8割を超えた。そのほか3県土は70%台。
 県下全体の79・1%は、年度の折り返し地点としてはやや高めの数値。昨年度から翌年度予算を前倒しする「ゼロ県債」を大幅に積み増しており、今年度当初までに執行を終えたことが影響したとみられる。
 年度後半は国の「補正」に具体的な動きが見られないものの、台風18号関連など県東部を中心に災害が発生していることから、中・下位業者向けの工事が一定量見込まれる。
 同部では「引き続き発注の平準化に努めたい」(技術企画課)と説明。昨年度と同様に「11月補正」に向け、ゼロ県債を積極的に要求することにしている。
 各事務所、局の執行状況は次の通り。
▽鳥取県土整備事務所81・6%▽八頭県土整備事務所88・3%▽中部県土整備局73・6%▽米子県土整備局74・9%▽日野県土整備局77・7%▽鳥取港湾事務所92・6%▽鳥取空港管理事務所41・7%


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