日本工業経済新聞社(茨城)
2017/10/11
【茨城】 水戸市が新市民会館周辺3路線で拡幅と電線共同溝へ詳細設計
水戸市は、新市民会館整備に関連し、泉町周辺地区開発事業で幹線市道4号線、上市189号線、上市196号線の拡幅および電線共同溝を進める。合計延長は491m。このほど詳細設計を叶V開発エンジニアリング(牛久市)へ委託。新市民会館供用開始予定の2021年4月までには工事を完了させる。
泉町1丁目北地区では再開発事業で新市民会館の整備が計画されており、関連して近隣施設との回遊性の向上や安全性の確保を図るため、周辺道路の拡幅や電線地中化を行う。
再開発事業地の北側を東西に走る幹線市道4号線(W11m)は、拡幅はせずに電線の地中化のみを行う。整備延長は西側が69m、東側が177m。
芸術館の西側を南北に走る上市189号線(W9m)は、現状では一方通行となっているが、幅員12mに広げて対面通行とする。歩道は両側(W2m)に設置する。延長は126m。電線地中化は実施済み。
芸術館の東側を南北に走る上市196号線(W10・5m)では、芸術館東側に約300台分の駐車場整備を計画していることもあり、幅員12〜14mに拡幅し、対面通行ができるようにする。整備延長は119m。
3路線の合計延長は491m。電線共同溝は合計611m。詳細設計には幹線市道4号線と市道上市196号線の交差点詳細設計も含まれる。
当初予算には2億1000万円を計上。詳細設計の指名競争は9月12日に執行し、新開発エンジニアリングが1340万円(税抜き)で落札。納期は180日間。
なお、新市民会館については、近く実施設計に着手し、18年度から3カ年で解体工事や施設建築物工事を進める見通し。