日本工業経済新聞社(茨城)
2017/10/07
【茨城】3・4階を改修へ/常総市が地域交流センター活性化事業
常総市生涯学習課は、地域交流センター「豊田城」の活性化事業を進めており、遅くとも年内に3〜4階の内装改修工事を発注する。発注形態はプロポーザル方式や一般競争入札なども視野に検討中。本年度内をめどに整備する。9月補正予算に工事費3125万円を計上している。
市の象徴的施設で知られる地域交流センター(別称「豊田城」、新石下2010)では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の一環として施設全体の改修を進めている。
豊田城の規模はSRC造地下1階地上7階建て、延べ5110u。敷地面積は7616u。1〜2階に1100人収容可能なホールや図書館、3〜6階に展示室、7階に展望室が入る。1992年に建てられ、設備の経年劣化が進行している。
そのため現在は設備や内装、展示物などをメインに改修を実施しており、今回、3〜4階の内装改修に着手する。
現在の展示室では旧石下町の歴史や産業などについて紹介しているが、これをデジタルアーカイブ化してリニューアルを図る。
デジタル設備を取り入れた新しい見せ方を検討するとともに、子どもなどにも分かりやすい形の展示を目指す。
また、9月28日にはトイレ設備改修の条件付一般競争入札を執行し、丸三商事工業梶i常総市)が落札。落札額は税抜き2600万円。工期は来年2月末。
なお、昨年度は5〜6階を中心に内装改修を実施。潟Aートポジション(下妻市)が担当した。
今後もセンターの活性化事業は継続していく方針で、計画的に内外装の改修工事などを行っていく。