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鹿児島建設新聞
2017/10/25

【鹿児島】民間工事・グランビューあくね跡地活用/事業者公募を開始 応募は12月22日まで

 阿久根市は、旧国民宿舎(グランビューあくね)等跡地活用事業者の公募を開始した。募集期間は2018年1月19日まで。応募予定者は、応募申請書を12月22日までに提出するよう求めている。
 同事業では、市が既存の旧国民宿舎および老人福祉センターを解体撤去。その跡地を30年間無償で貸し付けるほか、既存の温泉施設を活用する場合は、市が必要な改修を行い、10年間無償で貸し付ける。解体時期は、選定された事業者の新施設整備計画の時期と調整する。
 応募資格は、募集要項の趣旨・諸条件を順守し、提案した事業を継続して実施し得る資力や信用等の十分な事業遂行能力を有する法人、または複数の法人で構成されるグループ。応募者がグループの場合は代表する法人を定め、応募手続は当該代表法人が行う。
 今後のスケジュールは、18年1月下旬から2月上旬に書類審査やプレゼンテーションによる選定を行い、2月中旬に審査結果を通知。3月下旬に基本協定を結んだあと、4月にも解体に着手。19年1月に新施設に着工し、20年7月の稼働を目指す。
 所在地は、同市波留6120-10。既存施設はRC一部SRC造地下1階地上3階建5281uで、概要は客室29室、広間5室、入浴施設など=写真=。市は、施設の民間譲渡を含めた検討を行ってきたが、耐震診断の結果、施設の大部分で耐震補強が必要なため、新たな観光宿泊施設を整備する民間事業者の募集を決めた。

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