聖籠町生涯活躍のまち構想検討会(会長・地濃茂雄新潟工科大学名誉教授)の第3回会合が6日、聖籠町役場で開かれ、構想の柱である「多世代共生」のあり方について意見を交わした。
この日は、学識経験者や産業、福祉、医療、金融の事業者と地域住民ら18人が出席。議事では、17年度内を目安にまとめる報告書の骨子案として(1)町の現状と課題(2)CCRCの基本的な方向性(3)講じるべき施策(4)構想の推進に向けた体制づくり―を盛り込む方針を共有した。
続いて、欧米で広がっているCCRCをそのまま取り入れることは現実的でないことから、超高齢化社会の到来を見据えて「いかに町になじんだCCRCにできるか」を焦点に議論。委員からは、若者やファミリー層がCCRCに参加するための策や空家の利活用について多様な案が出された。
次回は11月に第4回会合が予定されており、その中で設置場所の考え方や関連施設を新たに建設するのか、可能な限り既存施設を利用するのかなどについて話し合われる予定となっている。