北陸地方整備局は、庄川直轄河川改修事業について、18年度以降に残事業費273億円を投じ、急流河川対策などに取り組む。17年度第2回事業評価監視委員会で事業継続が承認された。
1883(明治16)年に国の直轄事業として庄川河川改修に着手。17年度末(予定)での計画断面堤防の整備率は約81・9%となっている。堤防整備や急流河川対策などにより、04年10月洪水と同規模の洪水(雄神地点4200立方メートル/秒)を流下させるため推進している。
当面(15―19年度)は、左岸の高岡市太田地区(800メートル)や上高岡地区(800メートル)、右岸の射水市大島地区(1400メートル)において急流河川対策を実施。その後(20―37年度)は、左岸の砺波市庄川地区の堤防整備(200メートル)、右岸の射水市大門地区の堤防整備(500メートル)、和田川との合流点処理、河口付近の横断構造物の改築(新庄川橋・万葉線橋梁の架け替え)を実施する。