愛媛県は、松山市伊台地区のため池3池を地域ため池総合整備事業として改修するため、2017年度に事業計画をまとめ19年度の事業化を目指す。事業計画では、ため池改修の基本設計や計画概要書作成、費用対効果を算出し、県は18年度に農林水産省へ事業認可申請を行う方針。
3池は勝岡池、野岳下池、松組新池。ため池それぞれの概要は、勝岡池が貯水量7400立方b、堤頂長28b、堤高9・6b、天端幅2・5b。野岳下池が貯水量3500立方b、堤頂長26b、堤高5・8b、天端幅2b。松組新池が貯水量1万4900立方b、堤頂長34b、堤高9・5b、天端幅2・6b。19年度に事業認可を受ければ、詳細設計などを実施する。場所は松山市上伊台町、下伊台町。
事業計画策定は、愛媛県土地改良事業団体連合会(松山市)が18年2月25日までの期間で進めている。
同事業は、原則としておおむね10年間を計画期間として整備され、地域全体の防災安全度を効率的・効果的に向上させ、併せて地域活性化につながるように、地域に所在する複数のため池を対象に、地域ため池総合整備計画を策定し、防災・減災を核とした環境保全や親水面での対策を総合的に実施する。
提供:建通新聞社