県厚生事業団(山本光範理事長)が湯梨浜町上浅津に移転を計画している特別養護老人ホーム巌城はごろも苑建替工事の設計監理業務委託が5日入札され、白兎設計事務所が8748万円(税込み)で落札した。県内の建築設計Aランクを対象とした制限付き一般競争入札には、同社のほか安本設計事務所、羽田設計事務所の3社が参加した。事後公表した予定価格は8850万円(同)だった。履行期限は、基本設計及び実施設計が2018年12月まで、工事監理が20年3月末まで。
倉吉市巌城にある鉄筋コンクリート平屋建て延べ面積約3400平方bの現在の施設(定員160人)が多床室で老朽化していることから、入所者の生活環境の改善を図るため、湯梨浜町上浅津地内にある養護老人ホーム母来寮の隣接地に全個室のユニット型施設(定員120人で10人単位の12ユニット)として移転新築する。敷地面積は約1万1777平方b。建物規模は鉄骨造3階建て延べ面積約7500平方b程度を想定している。建設費は21億1200万円を見込んでいる。厚生事業団では20年4月の開所を考えており、計画通り進めば、18年度末には着工する予定で、19年1〜2月には建築工事が発注される見通しだ。
日刊建設工業新聞