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北陸工業新聞社
2017/10/06

【富山】配電工事の施工品質競う/北陸電工が安全技能発表会/最優秀賞は茅原班(小松支店)

 北陸電気工事(富山市小中、三鍋光昭代表取締役社長)の第23回「配電工事安全技能発表会」が5日、富山市東黒牧の同社能力開発センターで開催された。
 直営と協力店社を対象に、配電工事の技能の正確性と安全性の確認を図るとともに、関係者が一堂に会することで、他県の好事例を学び、情報を共有するのが狙い。同社配電部(森山富二浩部長)が主体となり、年1回開いている。
 開会式では、大会委員長の森山部長が「発表会を安全意識の高揚を図る機会としたい。まずは自分の身は自分で守り、仲間もしっかり守ってほしい。互いに声を掛け合い、安全の徹底に向け全身全霊で取り組んでいただきたい。配電線工事を通じて、安全と品質を売っていることを肝に銘じ、日ごろの成果を十分発揮するよう祈念する」とあいさつ。来賓から北陸電力の坪野恭久配電部長があいさつした後、審査委員長の新木勲配電部安全品質担当課長が発表上の注意点を説明した。
 今発表会は、「雷害によるCF・変圧器取替工事(区分送電)」をテーマとし、北陸電工の直営5班(富山・新川、高岡、金沢・小松、七尾、福井・敦賀の支店から各1班)と協力店社3班(北陸3県から各1班)の計24名が参加。作業規定時間に130分を設定し、応急復旧工事外注票に基づき、短絡接地取付や高圧停電による不良CF取替、バンク停電でのTR吊替といった一連の作業を披露した。
 各班に対し、2名の審査員が作業開始から終了までの安全・施工品質管理状況をチェックし、審査票による減点法で採点が行われた。
 閉会式では、配電請負工事優良作業班長表彰(北陸電力配電部長表彰)と施工品質優秀作業班長表彰を実施後、新木審査委員長が発表作業の講評を述べ、「各班とも作業前と区分変更時のミーティングがしっかり行われていた。一人ひとりが愚直に基本ルールを遵守し、作業指示や作業手順を理解し、施工安全・品質向上に取り組んでいただきたい」と話した。
 成績発表では、最優秀賞に小松支店配電部配電課の茅原班を選出したことなどを報告し、各賞を表彰した。
 最優秀賞以外の受賞は次の通り。▽安全優良賞=富山支店配電部配電二課山崎班、高岡支店(有)北村電気工事店山本班▽安全優秀賞(北陸電力表彰)=小松支店配電部配電課茅原班

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