伊豆市と伊豆の国市が伊豆市佐野地区に建設を計画している新ごみ処理施設について、建設・運営事業者を決めるための事業者選定委員会が2日に発足し、初会合が開かれた=写真。会議では委員会で協議する内容や今後のスケジュールについて確認。事業者選定に向け、2018年11月までに合計6回の会議を開催していく。
同事業は、現在稼働している両市のごみ処理施設の老朽化が進んでいることから、既存の4施設を集約して新しい共同ごみ処理施設を建設するもの。同施設の運営方式はDBO方式(公設民営方式)を予定しており、行政が民間事業者の意見を取り入れながら建設し、民間が運営する。処理能力は1日当たり83dで、処理方式はストーカ式焼却方式。
委員会は両市副市長や有識者ら7人で構成した。委員長はNPO法人日本PFI・PPP協会会長兼理事長の植田和男氏、副委員長は静岡県立大学名誉教授の横田勇氏が務める。今後のスケジュールは、委員会の審議を基に18年3月下旬に入札公告を行い、9月中旬に事業提案書を受け付ける。11月中旬のヒアリングを経て価格・非価格審査、総合評価を行い、落札者を決定する予定。その後は19〜21年で施設設計・建設工事を行い、22年4月の施設稼働を目指す。
提供:建通新聞社
(2017/10/6)
建通新聞社 静岡支社