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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/10/04

【山梨】500食分敷地内に増設 昭和町の給食センター拡張

 昭和町は、学校給食センター機能拡張を敷地内で対応するとして、設計業務発注の準備に入る。500食分の増設を考えており、2019年度の着工を目指している。
 現在の施設(S造2階建て延べ1748u)は04年に建てられたもので、1日あたり2000食の調理対応が可能。しかしながら、現状において上限の業務を行っており、さらに見込まれる児童・生徒の増加への対処は難しいと考えられている。
 このため調理能力の拡張を図るとして、別途用地における施設建設も含め検討を行ってきた結果、現地における増築の方針をこのほど固めた。比較的余裕がある建物東側および南北の搬出搬入口の前スペースを利用して事業を進めることが想定される。
 費用は当初予算で委託費1289万円を対応しており、方向性が定まったことから、それほど間を置かず設計の発注をかけるものと思われる。ただ、年度繰り越しは避けられないとの見方で、設計完了は来年夏ごろの見通し。
 着工は19年度となる予定で、排水や整地など土木工事と建物・設備工事の2段階で施工を進める方針。建物部分の工事の折には給食業務をストップせざるを得なく、施工スケジュールに関しては保護者の理解がポイントとなるようだ。