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日刊建設タイムズ社
2017/10/04

【千葉】計画は概ね順調に推移/県水道局/中期経営計画評価実績・評価/野菊の里2期本体、管路約68q更新等

 県水道局は「千葉県営水道事業中期経営計画」に基づく2016年度事業の実績及び評価結果を明らかにした。計画の進行管理は、同局による内部評価と有識者による外部評価を実施。内部評価では「概ね成果が出ている」として全体で順調に推移。外部評価でも総じて「妥当」との評価を得た。16年度の事業費ベースの執行率は、当初予算額約524億円に対し約415億円で約79%となった。
 16年度の主な事業実績では、強靭な水道の構築を目指し、ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備事業の本体工事に着手したほか、湾岸埋立地域の管路約26qを含む約68qの更新・耐震化を実施。応急用資機材を備蓄するための幕張備蓄倉庫を整備した。
 同計画は16〜20年度までの5か年を期間とし、▽「強靭」な水道の構築▽「安全」な水の供給▽お客様からの「信頼」の確保――の3つを基本目標に、健全で計画的な事業運営に取り組んでいる。
 目標達成に向けては、7つの主要施策と22の主な取り組みを計画の中で体系化し、各施策と取り組みについて指標を設け、目標を明確にしている。
 主要施策7項目の評価結果は「成果が出ている」が3項目、「概ね成果が出ている」が4項目。主な取り組みの達成状況では「達成している」が15項目「概ね達成している」が5項目となった(2項目は国や県知事部局が事業を実施するため評価の対象から除外)。
 同計画の内部評価は本年7月21日に、評価会議員による外部評価は8月30日にそれぞれ実施した。
 16年度に実施した主な事業の実績は次の通り。
 〈基本目標1〉「強靭」な水道の構築=@ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備事業について本体工事に着手A湾岸埋立地域の管路約26qを含む約68qについて更新・耐震化を実施B応急用資機材を備蓄するための幕張備蓄倉庫を整備
 〈基本目標2〉「安全」な水の供給=@水源の水質保全・監視のための水質調査を、臨時調査を含めて508回実施A日本水道協会が定める水道GLP(水道水質有料試験所規範)の認定を更新
 〈基本目標3〉お客様からの「信頼」の確保=@千葉市など4市と18年4月1日から実施する上下水道料金徴収一元化に関するシステムの開発を推進A再生可能エネルギー設備の安定的な運用により、一般家庭約1300戸分に相当する電力を発電し、購入電力量を削減
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