北海道建設新聞社
2017/10/04
【北海道】北見市庁舎を11月入札 1.7万uで完成は2020年9月末
北見市は2日、新市庁舎建設工事の予備指名を延べ94社に行った。今回は主体2件、電気2件、機械設備2件の6件を発注。主体は市内のA等級の全18社、電気は市内のA等級全11社に加えて準市内のA等級1社の計12社、機械設備は市内の管A等級業者から親子関係の会社などを除いた17社。共同体申請期限は6日で、来週中にも本指名する。入札は11月中旬を予定しており、11月30日から12月14日に行われる予定の第4回定例会で承認を受けてから、速やかに着工する見通し。
工事は主体2件、電気2件、機械設備2件、木製建具2件、議場システム1件の9分割で行う。
主体は2件とも、市内建築A等級の全18社による5―6社構成の3共同体、電気は強電と弱電の2件に分けられており、どちらも市内電気A等級の全11社、準市内の1社の計12社による3―4社構成の3―4共同体が入札に参加する予定。
機械設備は、主に空調関係を担当するものと、衛生や給排水を担当するものの2つに分割されており、予備指名は2つとも市内管A等級業者から親子関係の会社などを除いた17社に行った。空調などを担当する工事は5―6社構成の2―3共同体、衛生や給排水を担当する工事には3―4社構成の4―5共同体が入札に参加する予定。
市内4自治区の、ほぼ全ての該当工種A等級業者に予備指名しており、市の担当者は「オール北見で臨みたい」と話した。
木製建具2件と議場システムについては2018年度以降に発注する予定となっている。
新市庁舎の設計は久米設計・都市設計研究所・清和設計共同体が担当し、8月に実施設計を完了している。規模はSRC一部S造、地下1地上7階、延べ1万7198m²。建設地はJR北見駅や、まちきた大通ビルから南西側約250mの大通西3丁目1の1に位置。完成は20年9月末を目指している。建設費は総額88億4510万円。