浜松市は、弁天島海浜公園(西区舞阪町)の再整備について、民間事業者から広く意見を求めるサウンディング調査の参加事業者を10月中に公募する予定だ。
弁天島海浜公園は、隣接する道路(国道1号)や鉄道(JR弁天島駅)の交通結節点に位置し、駐車場部分を含めた面積は2万8700平方b。景観や観光施設など周辺環境に恵まれた同公園を再整備し、浜名湖の玄関口としての機能を持たせることを狙う。
再整備は、民間事業者に土地を貸し付け、独創的な構想による持続的な運営と収益や事業の拡大に期待。現在、公園周辺にある観光案内所やサイクルステーション、シャワー・ロッカーなどの一体的な再整備を想定している。2015年度に、浜名湖周辺の自然環境やサイクリング利用の現況把握など事業可能性調査をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)で実施した。
サウンディング調査の結果は12月までにまとめ、整備・運営手法の検討を進めていく。調査の結果、民間事業者による整備が可能と判断すれば、18年度に整備手法を決め、19年度に事業者を公募・選定し工事に着手。20年度の運用開始を目指す。市の事業として整備する場合は、PFIや指定管理などさまざまな整備手法を検討していく意向だ。
提供:建通新聞社
(2017/10/4)
建通新聞社 静岡支社