建設新聞社
2017/10/03
【東北・宮城】ティーハウス設計企業体が最優秀者、仙台市公園センター基本設計の公募プロポ
仙台市は2日、青葉区川内追廻地内に整備する青葉山公園(仮称)公園センター等の基本設計業務委託へ公募型プロポーザル方式により選定を進めた結果、ティーハウス(神戸市中央区)・グラック(東京都中央区)・文化財保存計画協会(東京都千代田区)設計企業体を最優秀者(受託候補者)に決めた。
優秀者(次点者)は高橋一平建築事務所・日立建設設計・東京ランドスケープ研究所設計共同体となった。
今後、2017年度で受託候補者と契約を締結、ワークショップを開催するなど市民の意見を反映した基本設計を作成、18年度で実施設計を委託し、19年度から整備工事に着手する。
業務内容は公園センター(仮称)の基本設計(建築面積2200〜2500平方b)、公園センター地区の公園整備に関する基本設計(整備面積約2万7500平方b)、業務の遂行に必要と市が認める会議等への参加や資料作成等、業務に係る国・県、その他関係機関への申請書類の作成等の支援業務、その他の基本設計に関連する業務。契約期間は18年3月30日まで。
青葉山公園は、仙台市の礎である仙台城跡を含む青葉山と広瀬川に囲まれた区域において、市民や仙台を訪れた人が、藩政時代からの歴史的・文化的資源や優れた自然環境に親しむことができる杜の都のシンボルとして整備が進められている。中核施設となる(仮称)公園センターは、青葉山公園・仙台城跡方面への玄関口として「杜の都・仙台の歴史・文化の情報発信」を基本コンセプトとし計画が進められてきた。
設計では、青葉区川内追廻地内の公園センター地区約3万平方bに公園センター(おおむね2500平方bを上限)を整備。内部にはカフェ・休憩スペース、インフォメーション、体験交流ホール等を整備する。また、同地区内には広場・テラス(おおむね4200平方b)、庭(おおむね5800平方b)、中央広場(おおむね1万2000平方b)、桜の小径(おおむね3500平方b)、その他(乗車場等)(おおむね2100平方b)を設けるとしている。
提供:建設新聞社