輪島市が同市河井町の旧松陵中跡で建設中の「輪島中学校」は12月末に全体完成する。現在、8割近くが進ちょくしている状況で、内装などの仕上げ工事が行われている。年明けに備品を搬入し、来年2月の供用を予定している。
松陵、上野台、三井3中の統合校として建設される輪島中は、校舎棟RC造3階建て(塔屋1階建て)延べ8490・45平方メートル、体育館棟S造2階建て延べ3786・76平方メートル、武道場S造平屋建て526・18平方メートル。昨年7月に起工した。
校舎はロの字型に配置され、輪島の歴史あるまちなみをイメージした格子などのデザインを取り入れる。黒色の勾配屋根の体育館は1階にアリーナ、2階にランニングロードを設け、2階の渡り廊下で校舎とつなげる。
このほか、既存体育館(S造平屋建て1369・11平方メートル)を改修し、人工芝を敷設する全天候型広場やグラウンドの整備も順調に進ちょくしている。
主要工事の施工者は、宮地・里谷特定JV(校舎・建築)、里谷組(体育館・建築)、三百苅・森山特定JV(校舎、体育館・機械設備)、ツボ・新興特定JV(校舎・電気設備)、稲垣・保下特定JV(体育館・電気設備)。基本・実施設計は双星設計(北陸事務所/金沢市広岡1丁目)が担当。