新潟市は、中央区上所地区と江南区二本木地区で構想されているJR新駅について、18年度に駅設置可能性調査に着手する方針だ。
9月28日に上所校区コミュニティ協議会から「(仮称)上所駅」新設を求める約1万7000人の署名簿が篠田昭市長に提出された際に、篠田市長が18年度当初予算に調査費を計上する意向を示したもの。また、26日には「(仮称)江南駅」の設置を求め、江南駅周辺土地区画整理組合設立準備委員会や横越および両川地区のコミュニティ協議会が篠田市長に要望書を渡していた。
市では、新駅設置の具体化に向けてJR東日本が必要とするデータをまとめるため、調査内容についてJR側と意見交換していく構え。
上所地区では旧中央卸売市場跡地に、ダイア建設新潟・大和地所による「(仮称)ユーロランド構想」が始動しており、戸建て77世帯、マンション3棟185世帯のほか、商業施設などを整備する。一方、二本木地区では新駅を中心とした住宅、商業施設、業務施設を計画した区画整理事業の準備を進めている。