岡崎市は、名鉄本宿駅周辺地域の新たな街づくりについて検討を進めており、関連業務として国道473号「東部工業団地交差点」など3カ所の交差点に関する検討を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に委託した。履行期限の2018年3月26日までに、概略検討案をまとめる。
同計画は、本宿駅周辺地域を「東の玄関口」と位置付け、拠点整備として将来的な街づくり構想を進めるもの。17年度事業では本宿町、舞木町、池金町にまたがる約40fを対象に、国際開発コンサルタンツ名古屋支店(名古屋市中区)で基礎調査などを進めており、街づくりの方向性などについて検討案をまとめる方針。
今回の検討業務では、各交差点の交通量調査などから、形状や構造などについて概略検討を進める。東部工業団地交差点(上衣文町)では、右折帯の滞留長や交差点サイクルなどについて検討する。国道473号の本宿町地内で、旧道と交差する信号がない交差点では、ルート変更を視野に線形などを検討。県道生平幸田線「池金橋北交差点」(池金町)では、交差点の形状や右左折帯などを含む交差点改良について検討する。
同地域は、名鉄名古屋本線を挟んで、東名高速道路と国道1号が隣接する他、新東名高速道路岡崎東インターチェンジからのアクセス道路として国道473号が接続するなど、基幹交通の結束点を形成する。同地域には、将来的に大型店舗の進出なども見込まれることから、新たな拠点整備を打ち出した。
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建通新聞社