建通新聞社(神奈川)
2017/09/28
【神奈川】平塚市 龍城ケ丘プール跡地の整備検討進む
平塚市は海岸エリアの魅力アップを進めており、海岸に面している龍城ケ丘プール跡地(約7000平方b)と隣接地について、Park―PFI制度を活用し公園として整備することを計画している。事業推進支援業務を公募型プロポーザルで募集した結果、日本総合研究所(東京都品川区)に委託した。納期は2019年3月29日。また、11月ごろには、整備する施設内容などの決定を目指し、サウンディング型市場調査を実施する予定。
事業スケジュールとして、17年度に公募設置指針(公募要領)を作成、18年度に公募を行い事業者を選定、19年度に工事着手し、20年度夏ごろのオープンを目指す。
市がまとめた平塚海岸の魅力アップチャレンジでは、保安林がなく唯一相模湾を眺めることができる龍城ケ丘跡地の方向性を、「国道134号の利用者などが立ち寄り、海の眺望やカフェを楽しむ場づくりや、津波避難機能を持った安全・安心のスポット、ビーチパークとの一体感の創出」と設定。
具体案として、国道との段差約2bを解消する造成に向けた安全対策研究、駐車場・トイレ整備の検討、ビーチパークをつなぐボードウォーク整備の検討を示していた。
支援業務では、Park―PFI制度を活用し、民間事業者が民間収益施設の設置・運営と、園路や広場などの公共公園施設を整備するための公募基準や要求水準書、公募選定業務をサポートする。
一方、サウンディング型市場調査の対象は、同公園ゾーン整備計画地の龍城ケ丘45ノ1で、面積は約3万平方b。これよりもエリアを狭めた提案も受け付ける方針。
提案内容は、事業コンセプトをはじめ、事業内容として、想定公募対象施設の種別や収益施設、園路・広場などの特定公園施設(ハード)、にぎわいを算出する仕掛け(ソフト)、予想来園者数、収益モデルなど。
この他、市が負担する想定整備費や特定公園施設の管理費、市へ要望する公募条件などの提案を求める。
提供:建通新聞社