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　公立大学法人新潟県立大学（新潟市東区海老ケ瀬４７１番地　若杉隆平理事長）は、県内では初となる国際経済学部の設置に伴い、一部校舎の建て替えと校舎の増築を計画している。
　同大学ではこのほど、大学の魅力向上を目的に教育体制の整備・充実を図るため、新たな学部である国際経済学部国際経済学科の設置に向けた構想の骨子をまとめ、県に対して運営費や施設整備に係る費用などの支援を求めている。
　計画によると、国際経済学部国際経済学科に国際経済コースと地域経済創生コースを設定し、入学定員９０人を予定。経済・産業・企業の仕組みを理解し、情報分析力と確かな語学力を備えた複合的実践力を有する人材、新潟の地理的特性を生かした東アジアの経済・産業・企業に強いプロフェッショナルを育成する。また、新学部設置のほか、子ども学科の定員を増やして５０人とし、既設の国際地域学科１８０人、健康栄養学科４０人と合わせて入学定員３６０人を想定。２０年４月の新学部設置を目指す。
　施設整備に関しては、１９６６年に竣工した３号館（ＲＣ造３階建て延べ１８０７・９９平方メートル）を建て替えるほか、大学構内に新学部施設を増築するものの、県では有識者会議などでカリキュラムなど詳細を協議するため施設規模は未定。工事などについても、県発注と法人発注の両面から検討していく考えだ。