北聖病院(富山市下冨居2―13―83)を運営する医療法人財団北聖会(金木英輔理事長)は、同病院の移転新築工事について、施工者を前田建設工業・日本海建興JVに決定した。
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化事業関連はアール・エ北陸が担当。29日には地鎮祭が執り行われる。
今計画は、既存の建物と設備の老朽化に伴い、近隣地である弥生園芸跡地(下冨居2丁目1―5)約4700平方メートルを建設用地として購入し、移転を図る。
新たな病院はRC造2階一部3階建て、延べ床面積約4000平方メートル。病床数は現状と同じ88床とする。
18年12月末までの完成を予定している。
設計は、アレックスが担当。
なお、移転新築工事に併せて取り組むZEB化事業は、環境共創イニシアチブ(SII)の「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業」の補助を受けて、(1)Low―E複層ガラス(空気層)(2)高効率EHP(3)全熱交換器(4)LED照明(人感制御、明るさ検知制御)(5)高効率HP給湯機(6)高効率トランス―などのシステムを整備していく。
同病院は1981年4月、北陸電気工業が創業40周年を記念し設立。04年10月には現理事長が同社から病院を買い取り、現在に至っている。診療科は一般内科、循環器内科、漢方内科。