石川県議会の総務企画県民、厚生文教、環境農林建設、商工観光公安の4常任委員会が26日開かれ、山岸勇土木部長は環境農林建設委で「金沢港機能強化整備計画」の概要を説明した。
整備の大きな柱は▽金沢港クルーズターミナル(S造3階建て延べ約7000平方メートル)の整備▽アクセス道路・駐車場・緑地の整備▽無量寺、戸水ふ頭に点在するコンテナ上屋の移転・集約―の3点で、それぞれの整備内容などを示した。今後の予定にも触れ、「今議会に諮った補正予算成立後、速やかに実施設計、ならびにコンテナ移転集約に関する造成工事や、上屋の建設工事に着手したい。東京オリンピック前年の平成31年度の完成を目指し、スピード感をもって整備にあたる」と述べた。
金沢港機能強化整備における総事業費を質した増江啓委員に対し、山岸部長は最終的には実施設計の中で詰まっていくとした上で、「現段階では3つの柱を全部入れ、全体として約80億円程度と試算している」と答えた。
厚生文教委で山本陽一健康福祉部長は新県立中央病院に関し、「2年半余りにわたり整備を進めてきたが、いよいよ今月末に建物が完成。11月26日の一般公開に先立ち、11月23日に完成記念式典を開催する」と語った。