日本工業経済新聞社(茨城)
2017/09/26
【茨城】水戸市が第二最終処分場の覆土工事を一括発注へ
水戸市は、埋立期間が完了した第二最終処分場(酒門町地内)で覆土工事に着手する。工事発注はこれからで、順調ならば12月議会へ工事請負契約締結についての議案を提出する。一般競争入札による一括発注が有力。工期は13カ月程度を見込む。
第二最終処分場は、1992年2月に着工し、93年9月に完成。埋立期間は2017年3月まで。埋立方式は準好気性埋立。敷地面積は4万3932u。埋立面積2万7400u、埋立容量27万2000立方m。
浸出水処理方式は、カルシウム除去+接触ばっ気方式(生物学的脱窒素法)+凝集沈殿方式+砂ろ過塔+活性炭吸着塔+消毒。浸出水処理能力は70立方m/日。
市では新ごみ処理施設の建設にあわせて第三最終処分場の整備を進めているところ。完成予定は20年3月。第三最終処分場の稼働までは市外で焼却残渣および不燃残渣を処分する。
基本・実施計画や雨水排水計画、浸出水量制御方法の検討、最終覆土設計などはパシフィックコンサルタンツ活城事務所(水戸市)が担当。
担当によると、工区分けはせず、地元向けに一括で発注する予定だという。跡地の利用方法については、地元などと協議してから決定していく。
当初予算には2カ年継続費3億9000万円(17年度=1億5600万円、18年度=2億3400万円)を設定。
その後、9月補正で2カ年7500万円(17年度=3000万円、18年度=4500万円)を増額した。