松山市は、松山駅周辺土地区画整理事業の事業期間を6カ年延長し、2026年度完成に向けて整備を進めることとなった。県が整備を進める立体高架事業の期間延長に伴うもので、高架化の遅れにより、駅前広場や東西をつなぐ道路整備などに影響が出るため。総事業費289億円に変更はない。
土地区画整理事業は、JR松山駅周辺の約16・7fを対象に第1期区域から第3期区域に分けて整備しているもので、西側地区にあたる第1期区域(約5f)は、13年度から事業着手し整備完了。第2期区域は測量などを実施しており、20年度に整備完了する。
第3期区域は、駅前広場や高架化地区にあたり、高架橋工事の進捗に影響を受けるが、19年度の車両基地・停車場の移転後の20年度着工を目指す。
事業区域内の建物はWハイツINサクラメント(南江戸1)、ホワイトコーポ第1・第2(三番町8)、ホテルサンルート松山(宮田町)の4施設以外は建物移転・解体が求められる。
県が整備する高架化は当初、21年3月の事業完了が目指されていたが、一部用地取得が難航しているため、事業期間が24年度まで4カ年延長された。現在の用地取得率は95%で17年度から高架本体工事に入る。
提供:建通新聞社