牟岐町は、旧県立海部病院の跡地利用を考える「検討委員会」を年内に設置する。旧病院建物と敷地を県が所有していることから、町の方針を決めた後、県と協議したい考え。
今回、牟岐町商工会の要望を受けて委員会を設置する。旧海部病院は町の中心街区に立地しており、町の将来の経済活性化を目指して跡地利用方法を検討する。報告書を作成後、土地を所有する県と協議する予定。県(病院局)は、3月までに建物の保全計画などを含む業務を宮建築設計(徳島市)で終えており、用途廃止後の県有施設として、転用による利活用や売却を前向きに推進する方針。
旧海部病院の所在地は牟岐町中村字本村75ノ1他。病院敷地が1万0034平方b、医師公舎敷地(同本村294ノ11)が1842平方b。旧病院建物は本館が鉄筋コンクリート造4階建て延べ5359平方b(1983年建築)、厚生棟が同3階建て延べ1093平方b(97年建築)など。
提供:建通新聞社