瑞穂市は、9月補正予算案に庁舎建設基金積立金で1億円を計上している。今後15年程度を目安に30億円を積み立てる予定だ。
庁舎は、穂積庁舎と巣南庁舎の分庁舎で、穂積庁舎は第1〜3庁舎で構成している。第1庁舎は1965年建築、第2庁舎が89年、第3庁舎が74年、巣南庁舎が87年と古い建物で52年が経過している。これら庁舎が抱える課題としては、2庁舎体制、老朽化、施設が狭隘(きょうあい)、バリアフリー対応不十分などが挙げられる。
庁舎将来構想では、基本方針に2庁舎体制を1庁舎体制とし、両庁舎は財源の確保、市民の合意が得られるまで使用し、その後、新庁舎を建設する―としている。
想定される必要延べ床面積は9411平方bで、近年の庁舎建設費の1平方b当たりの平均単価40万6000円を掛けた約40億円が必要となる。
このため、毎年2億円を積み立て、30億円を目安に基金を積み立てる。初年度となる2017年度は当初予算と9月補正予算案に各1億円ずつ計上している。
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建通新聞社(2017/09/25)