西日本建設業保証徳島支店が、保証取り扱い実績からまとめた2017年8月の徳島県内公共工事動向は、件数が前年同月比2・3%減の337件、請負金額は同12・3%減の88億円となり、件数、請負金額ともに減少した。請負金額を発注者別で見ると、「独立行政法人等」「その他」で増加となったものの、他の発注者で減少となっている。
国は14件が四国地方整備局発注分となるなど18件で、14億1600万円。前年比の件数は28・6%増となったものの、請負金額は62・5%減となった。独立行政法人等は、西日本高速道路四国の4件など5件、7億7900万円。前年比の件数は66・7%増、請負金額は369・9%増。県土整備部や農林水産部など県は133件、28億2800万円。前年比の件数は14・7%減、請負金額は8・0%減。県内市町村は180件、29億6800万円。前年比の件数は7・1%増、請負金額は0・1%減。その他の公共的団体は1件、8億8300万円。前年度比の件数は75・0%減となったものの、請負金額は565・8%増だった。
請負金額における大型工事(3億円以上)の主な取り扱いを見ると、四国地方整備局の「平成28‐29年度榎瀬水門ゲート設備工事」(請負総額5億7500万円)、西日本高速道路四国支社の「四国横断自動車道旭野工事」(同76億5700万円)、徳島県の「H29波耕広域阿南丹生谷2期橋梁下部2工事」(同3億4500万円)、徳島県市町村職員共済組合の「自治会館耐震改修および老朽化対策工事建築」(同8億8300万円)があった。
また、4〜8月の状況を見ると、件数は前年同期比3・1%減の1414件、請負金額は同11・5%減の505億円だった。
提供:建通新聞社