柏崎市は、浸水被害が頻発している鵜川左岸第5排水区の治水対策工事に着手する。17年度はこれまでの検討を基に総合的な治水対策に係る基本設計をまとめる方針だ。
同排水区は常盤台と米山台地区を主な集水区域とし、鵜川6号雨水幹線(普通河川米山台川L=1160メートル)を通じて鵜川へ排水している。11年に下流端へ雨水ポンプ場を暫定整備したが、その後も浸水被害が続いたため、16年度に追加の治水対策を検討。7月の豪雨で再度浸水被害が生じたことから、整備に向けた基本設計に着手する。
整備内容として、鵜川左岸第5雨水ポンプ場の増設(計画排水量0・75立方メートル/秒)と、計画容量4500立方メートル規模の調整池および排水路の新設などを計画。7月の浸水状況を基に内水排除モデルを作成し、これまでの対策案における排水先の変更、調整池の設置、排水路整備の組み合わせによる浸水軽減効果などをまとめる。
10月5日に基本設計業務を開札する。履行期限が18年3月25日まで。