建通新聞社
2017/09/25
【大阪】新木津川大橋耐震補強 予備設計に着手
大阪市は、新木津川大橋の耐震補強に向け、予備設計などをエイト日本技術開発(大阪市淀川区)に委託した。納期は2018年2月28日。順調に進めば、18年度に実施設計、19年度に工事着手する予定だ。
新木津川大橋は、1994年に完成した国内有数のアーチ橋で、木津川の河口に位置。大阪市大正区船町1丁目と住之江区柴谷1丁目とを結ぶ。河川内の航路(幅150b、高さ46b)を確保するため、全長は約2・4`に及ぶ。
橋梁全体は、主橋梁(長さ495b、幅員11・25b)と両岸のアプローチ橋で構成。橋の高さは最高地点で水面上50bの高さがある。そのため、取り付け道路部分が通常の橋と比較して長くなり大正区側のアプローチ部(長さ881b、幅員12・75b)は、三重のループになっている。
今回委託したのは、主橋梁部と住之江区側アプローチ部を対象とした予備設計。レベル2地震動に対しての耐震性能照査を行い、落橋防止法など耐震補強案を3案程度抽出する。
三重ループになっている大正区側のアプローチ部については、2012年度に設計をまとめており、今回の予備設計と合わせて工事計画を検討する考えだ。